CVBD Domestic Activity 国内のCVBD啓発活動のご紹介 アンケート結果

2010年2月13日(土) 日本獣医内科学アカデミー/日本獣医臨床病理学会 バベシア症 ランチョンセミナーへご参加いただいた先生にお聞きしました。

2010年2月13日(土)日本獣医内科学アカデミー/日本獣医臨床病理学会、3月7日(日)日本臨床獣医学フォーラム東北地区大会において、「バベシア症 ランチョンセミナー(講演:亘 敏広先生)」を開催。お忙しい中、多くの先生方にご来場いただきました。ここではセミナー終了後、両会場において先生方にご回答いただいたアンケートの集計結果をご報告いたします。

[このアンケートについて]
  • 聴講者人数 JCVIM/JSVCP:120名 JBVP東北地区大会:150名
  • アンケート回収率(有効回答のみ集計) JCVIM/JSVCP:55件(46%) JBVP東北地区大会:34件(23%)
Q.2009年における貴院でのバベシア症の受診(発生)頻度はどのくらいでしたか?
バベシア症例来院率(全体集計)グラフ

2009年の1年間におけるバベシア症例の臨床経験について、回答者の88%が「無し」と回答しています。「年間5症例以上」と回答の広島県での1例を筆頭に、やはり西日本での症例が多いことがわかります。その一方で、秋田県・岩手県において「闘犬によるバベシア症例(2例)」が示すように、闘犬文化が残る地域とバベシア症発症エリアの関連が示唆される結果となりました。

POINT
  • 全体の約9割はバベシア症を臨床上経験していない。
  • 秋田・岩手において、「闘犬におけるバベシア症例」が回答されており、闘犬文化と感染症発生エリアの関連が示唆された。
Q.今回のランチョンセミナーの内容は、参考になりましたか?
セミナー内容について(全体集計)グラフ

今回のランチョンセミナーについて、「大変参考になった(64%)」「参考になった(30%)」をあわせて、全体の94%の先生が「参考になった」と回答しています。ここでは詳述しませんが、地域別比較では関東以北エリアの先生ほど「大変参考になった」という回答が多く見られました。これらの結果から西日本エリアはもとより、それ以外の、症例が少ないとされるエリアにおいても、バベシア症への関心の高まりを示唆する結果となりました。

POINT
  • 全体の9割以上の先生が「参考になった」と回答。バベシア症への関心の高まりが顕著に表れた。
Q.貴院はバベシア症の啓発活動を実施していますか?また、今後も実施したいとお考えですか?
院内におけるバベシア症啓蒙活動(全体集計)【現在の実施度/今後の実施意向】グラフ

バベシア症の啓発活動の実施について、51%の先生が「現在は実施していないが、今後は実施する必要性を感じた」と回答。「現在も今後もバベシア症啓発活動を実施する」と回答の先生も合わせると、全体の3/4(73%)の先生から前向きな回答が得られました。今回のランチョンセミナーを通じて、バベシア症への啓発意識が高まったといえる結果となりました。

POINT
  • 約半数の先生が「現在は実施していないが、今後は実施する必要性を感じた」と回答。
  • 約3/4の先生が、バベシア症の啓発意識を高める結果となった。
院内におけるバベシア症啓蒙活動(県別比較)【現在の実施度/今後の実施意向】グラフ

バベシア症の啓発活動の実施について、都道府県別の集計結果を表したのが上のグラフです。これを見ると、東日本エリア(特に東北地方)で「現在は実施していないが、今後は啓発活動を実施する必要性を感じた」との回答が多く、新たな啓発活動の必要性が認識される結果になりました。

POINT
  • 特に東日本エリアで、新たな啓発活動の必要性が認識される結果となった。
まとめ アンケート結果から言えること
  • ご参加いただいた先生の9割以上が「参考になった」と回答。バベシア症への関心の高まりが顕著に現れた。
  • ご参加いただいた先生の約半数が「新しく、院内でのバベシア症啓発活動を実施したい」との意向を示す。

今後のバベシア症対策として、「予防的な啓発」意識の高まりが期待されます。

バイエルは、バベシア症対策により一層の力を入れて取り組んでまいります。今後ともCVBD啓発活動へのご理解とご賛同を賜りますよう、どうぞよろしくお願い致します。

亘 敏広先生 ランチョンセミナー(日本獣医内科学アカデミー/日本獣医臨床病理学会) 関東でも油断できないバベシア感染症